2025.10.10ニュース
― 中里青果のパッケージが国際的に高評価 ―
■ 世界的パッケージデザイン賞で「芋の唄」が評価
青森県五戸町の農産物ブランド「芋の唄」を展開する株式会社中里青果(代表取締役:中里孝生、本社:青森県三戸郡五戸町) のパッケージが、
世界的なパッケージデザインアワード「Pentawards(ペントアワード)2025」において、
Food(食品)カテゴリーのSilver(シルバー)賞を受賞しました。
応募およびデザイン制作を担当したのは、秋田県を拠点にブランド戦略とデザインを手がける株式会社トウメイド(代表取締役:宮崎 昌裕)。
青森県の長芋ブランドが世界のデザインアワードで表彰されるのは初の快挙です。
Pentawards公式サイト(受賞者一覧):
https://pentawards.com/directory/en/page/the-winners
■ 「芋の唄」とは
「芋の唄」は、青森県五戸町の株式会社中里青果が35年前に商標登録した長芋ブランドです。ブランド名には、長芋にかける想いと、生産者の情熱を“唄”のように届けたいという願いが込められています。
創業以来、中里青果は、青森県南地域の肥沃な大地と冷涼な気候を生かし、
“長芋に息吹を 人に笑顔を”のコンセプトのもと、長芋の生産・加工・販売を一貫して行ってきました。
「芋の唄」は、単なる農産物ブランドではなく、
生産者の技と誇り、自然の恵み、そして食卓に届く“ぬくもり”を伝える存在として、
地域の農業文化を象徴しています。
2022年には国際基準のHACCP認証を取得し、これまで培ってきた品質管理体制と信頼のもと、青森発の長芋ブランドとして全国へ、そして世界へと発信を続けています。
■ 受賞パッケージの特徴
業務用の長芋製品(すりおろし・さいの目切り・千切り)は、用途の違いがひと目で伝わるよう、カットごとの形や質感を表現したスタイライズされたイラストでデザインされています。従来は3種類すべてが同一パッケージであったため識別しにくいという課題がありましたが、新デザインでは視認性と使いやすさを両立。業務用としての機能性を保ちながら、素朴で安心感のあるブランドイメージを表現しています。
手描きのラフな線や温かな色調によって、日本の里山や田園風景を思わせるような雰囲気を演出し、他にはない独自のカラースキームを採用することで、ブランドとしての個性と認識性を高めました。
ペントアワード審査委員会は、
1次審査のポイントとなる デザインの質、ブランド表現、創造性と革新、感情的なつながりの4点すべてにおいて、本作品が対象カテゴリーの平均を上回る評価を得たことを明らかにしています。
■ 関係者コメント
株式会社中里青果 専務取締役 中里 琢美
長芋という身近な農産物を、デザインの力で世界へ発信できたことを誇りに思います。生産者としての想いを丁寧にくみ取り、かたちにしてくださったトウメイドの皆さんに心から感謝しています。
農業の価値を“見せ方”で変えていく挑戦を、これからも続けていきたいです。
株式会社トウメイド 永沢 恵
この度は栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。また、挑戦の機会をくださった中里青果さんに、心より感謝申し上げます。中里青果さんと何度も対話を重ねながら形にしたこの作品が世界で評価されたことは、大きな励みです。これからも、社会にポジティブな価値を届けられるデザインを目指してまいります。
■ Pentawards(ペントアワード)について
ペントアワードは、2007年に設立された世界最大級のパッケージデザイン国際コンペティション。
60か国以上・約2,500点を超える応募作品から、創造性・革新性・機能性・美的完成度を基準に審査が行われます。
賞は Diamond/Platinum/Gold/Silver/Bronze の5段階で構成され、
Silver賞は全応募の上位約5〜8%の作品に与えられる高評価です。
公式サイト:
https://pentawards.com
■ 会社概要
株式会社中里青果
株式会社トウメイド
■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社中里青果
広報担当:中里 琢美
TEL:0178-61-5100 FAX:0178-68-2603
E-mail:imonouta@aurora.ocn.ne.jp